東京都現代美術館で開催中の「高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。スタジオジブリ・レイアウト展」に、かなちゃんと行ってきました。
「レイアウト」とは、一枚の紙に、背景とキャラクターの位置関係、動きの指示、カメラワークの有無やそのスピード、撮影処理など、そのカットで表現される全てが描かれた映画の設計図とも言えるもの。1974年に「アルプスの少女ハイジ」で高畑・宮崎監督が初めて本格的に導入したシステムだそうです。
↑この3枚は撮影OKなパネル。レイアウトの雰囲気がわかるかな?
レイアウト=場面の設計図ということなのですが、設計図なのに既に完成度が高くてビックリ。「セル」「BOOK」「BG」などの指示が書き込まれていなければ、レイアウトだけでも絵画作品として成立するのではないかと思うほどで、鉛筆と赤鉛筆で描かれただけなのに、見ていると映画の曲が頭の中で流れだして…。特に何度も観ているトトロは、前後の流れもわかっているから、かなり鮮やかに映像が蘇ってきます
↑グッズ売場ではパンダコパンダが再フィーチャーされていました。
↑メイちゃん気分が味わえるトンネルと、床に描かれたトトロ。私たちにはトンネルを潜ったり横になる勇気はなかったけれど、結構大人な皆さんもみんな童心に返ってトトロの上に寝そべっていました。
↑ポニョと写真が撮れるコーナーもありました。かなちゃんと私、似たような洋服を着ていますね。
↑絵心のまったくない私と、絵は専門のかなちゃんが描いたまっくろくろすけ(どれがどれでしょう?)
ジブリの世界を楽しんだ後、「パラレル・ワールドもうひとつの世界」も見学。アートと言っても、紙や絵の具ではなく、さまざまな手法と素材を使った作品の数々。「こういうのもアートなんだぁ」と思いながら、摩訶不思議な世界を楽しみました。
中でも一番印象に残ったのは、本展のキュレーターであるユーグ・レプさんの「エデン」。レプさんも言っているように「不思議の国のアリス」に出てくる森みたい!巨大化した草花の間を思わず彷徨い始めたら…、係員のお姉さんに注意されてしまいました
また、名和晃平さんの「PixCell」も強烈なインパクトがあり、見ているうちに頭がクラクラして、作品の世界に酔ってしまいそうに。内藤礼さんの「通路」も、真っ白な、何もない空間が圧倒的です。
ジブリのレイアウト画には作者である高畑監督、宮崎監督の思いやメッセージが沢山詰まっているのに対し、パラレル・ワールドの作品たちには、受け手がそこから発見したものや受けた感覚が作品に新しい意味を付加しているように思いました。
私ひとりだったら、ジブリだけ見て帰ってしまったかもしれません。かなちゃん、新しい発見と驚きをありがとう
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