読んだ本~09.03
![]() |
流星の絆 著者:東野 圭吾 |
予約件数が多くて図書館で借りるのを諦めた本を(買って読めば良いだけの話なんですけどね)、従弟から借りて読むことが出来ました。
原作を読むより先に、TBSで昨年放送されたドラマを観ていたので、文章中に犯人の手がかりを探しながら読みました。犯人が主語になっている文には、言動や外見など、犯人を外から見た描写は多いのですが、自身の気持ち、内面、主観を書いた文が見当たらない気がします。
ドラマを観ているとき、ドラマ化に当たって随分クドカン色が強くなっているように見えるけど、原作は『手紙』とか『白夜行』のように重たいのだろう、と思っていましたが、そうでもなかったです。両親を殺され流星に復讐を誓った有明三兄妹が、事件後から舐め続けてきた辛酸をもっと描いて欲しかったと思います。
厚めの本でありながら、スラスラと読みやすいのはさすが東野圭吾なんですが…。
![]() |
地図から消えた東京物語―新旧地図で比較する東京の20年 著者:アイランズ |
1986年の東京と、現在の東京、20数年の変化を同縮尺の新旧地図で比較。既にこの世に存在していた身としては、1986年なんて昔ではないと思いたいけれど、今はないもの、昔はなかったもの、東京のあまりの変化にビックリ。地図を見るのが好きな私にはとても楽しい本でした。
![]() |
ニューヨークが教えてくれた幸せなことば―英語の街で耳をすませば 著者:岡田 光世 |
「言葉にしなければ気持ちは伝わらない」と信じるニューヨーカーの、相手を幸せにする言葉と、それにまつわるエピソードを集めた本。
エレベーターで乗り合わせた美しいインド人女性から言われた「I love your eyes. あなたの目、とてもすてきね」
無防備な観光客に感謝されて筆者が言った「No sweat! お安いご用よ!」
暴力が絶えなかったハーレム、そこに出来た新しい学校の校長が、生徒たちにいつもかけていた言葉。「I believe in you. 君たちを信じているよ」。医療ミスで首から下が不随になった友人が、手術とリハビリの末、生きていることに感謝し、ハドソン川を眺めながら呟く「Life is good. 人生っていいものだよな」
高校時代お世話になったホストファーザーが亡くなった後、ホストファミリーから届いたメールにあった「Thank you for being a part of our lives. 僕たちと人生をわかち合ってくれて、ありがとう」
簡単な単語しか使われていないけれど、温かい言葉の数々が心に響きます。そして、ありがとうという気持ちがあれば何でも楽しめ(I'm enjoying life.)、幸せは向こうからやってきて物事がうまくいく(It all works out)ことを教えてくれます。
![]() |
パンプルムース! (講談社プラスアルファ文庫) 著者:江國 香織 (文) |
いわさきちひろさんの絵に江國香織さんが詩をつけた美しい本。
「グレープフルーツのことを/フランスごでは/パンプルムースっていうのよ/きのうまでのわたしはしらなかったけど/きょうのわたしはもうそれをしってる(パンプルムース!)」
実物に出合う前に言葉に出合う子供たちのために書かれた、29篇の詩。絵本にでてきた「ぶどう酒」は、大人になって飲んだワインとは一致しないけれど、永遠にのめない「ぶどう酒」のある人生は、ない人生よりずっと愉しい…。そんな江國さんの言葉に、本の虫だった子供時代、物語の世界に遊んだ楽しい時間を思い出しました(私にとっての永遠にのめない「ぶどう酒」は、『モモちゃんとアカネちゃん』シリーズのおいしいもののすきなくまさんが作るおかゆ、『ハンカチの上の花畑』に出てくる菊酒です)。
29篇の詩はどれも素敵ですが、「おともだち」という詩が可愛らしくて気に入りました。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)























































































































最近のコメント